2018年3月31日土曜日

弓道の達人と弟子の問答から学ぶ  「弓と禅」シリーズ①



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TAOプレイス通信Vol.46 
2018年3月27日号
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TAOプレイスの宮崎です。


今年の
「お正月修練」のテーマは、
『脱力が語る心の境地』
〜無為自然の生き方を体感する〜
でした。


今回は、
「弓と禅」という著書の
一部をご紹介しながら、
日本の武道である
弓道の極意を通して
TAOプレイスの学びの
方向性を体感していきました。


「弓と禅」の著者、
オイゲン・へリゲルと、
弓道の達人、阿波研造師範
とのやり取りは、
TAOプレイスで学んでいる
修練生にとって、
とても参考になる
興味深いエピソードが
たくさんあります。


そのいくつかをシリーズにして、
メルマガでご紹介していきます。


戦前の日本、
大正から昭和初期にかけて
ドイツからやって来た哲学者
へリゲル氏の気持ちを
想像しながら読んでみて下さい。



日々の修練の方向性を確認する
手助けにしていただければ
と思います。




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1「弓と禅」シリーズ①
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ドイツ人哲学者の
オイゲン・ヘリゲル氏は、
大正13年(1924年)、
東北帝国大学に招かれて
哲学を教えるべく来日し、
昭和4年(1929年)まで
講師を務めます。


へリゲル氏は、兼ねてから
禅に興味を持っていました。

日本武道が禅の影響を強く
受けていることを知ったヘリゲル氏は、
日本文化の真髄を理解しようと、
当時、仙台で弓道師範として
その名を轟かしていた
阿波研造師範に弟子入りし、
弓道を学び始めます。

さて、
阿波研造師範のもとで
弓道修練を始めたヘルゲル氏に対して、
師はまず自分の射を見せ、
そして修行の初期段階から
脱力することの重要性を
説いていきます。



|――《「弓と禅」より》——————
| 師範のすべての動作は、
| 単に大変立派であるばかりでなく、
| しごく造作のないもののように思われた。
|—————————————————



初めて師範が弓を引く
姿を見たヘリゲル氏は、
そのときの印象を
このように表現しています。

師範の射は、
ただ立派なだけではなく、
しごく造作のないもの
のように映ったのです。

それはまさに、
『無為自然』の射
と言えるでしょう。



|――《「弓と禅」より》——————
| それからいよいよ
| 師範が教えてくれた。
| あなたも同じようにしてください。
| しかしその際、弓を射ることは、
| 筋肉を強めるためのものではない
| ということに注意してください。
| 
| 弓の弦を引っ張るのに
| 全身の力を働かせてはなりません。
| 
| そうではなくて
| 両手だけにその仕事をまかせ、
| 他方腕と肩の筋肉は
| どこまでも力を抜いて、
| まるで関わりのないように
| じっと見ているのだということを
| 学ばねばなりません。
| 
| これができて初めてあなたは、
| 引き絞って射ることが
| 精神的に”なるための
| 条件のひとつを満たすこと
| になるのです。
|—————————————————


原文のままでは、
少し分かりにくい表現が
あるかもしれなせんが、
師範に、このように言われた
へリゲル氏は戸惑ってしまいます。


「弓の弦を引っ張るのに
全身の力を働かせてはなりません

力を入れずにどうやって
弓を引くことが出来るのか

おそらくそう思ったことでしょう。

さらに
「腕と肩の筋肉はどこまでも力を抜いて、
まるで関わりのないように
じっと見ているのだということを
学ばねばなりません。」と。

つまり
脱力するだけではなく、
その自分をじっと
「観察する」ことが重要
であることを説かれます。

それこそが、
弓道が精神性を高めるための
修行であるということを
教えられたのです。

しかし、
実際に弓を引いてみると、
師範が言われたことが
途方もなく難しいことを
身を以て思い知っていく
ことになるのです。



。。。。《続く》。。。。




次回をどうぞお楽しみに♪




最後までお読みいただき
ありがとうございました♪ 










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